イオンは16日、暫定規制値を超える放射性セシウム物質で汚染された稲わらを与えられた牛の肉を、東京都など5都県にある傘下スーパー14店舗で計約319キロ販売していたと発表した。肉の購入客には代金を返却する。イオンリテールの村井正平社長は同日都内で会見し、「国内で販売する和牛は順次、自主ブランド品に切り替える」と述べ、安全管理を強化する考えを示した。
イオンによると、4月下旬から6月下旬にかけて、傘下のスーパー「キミサワ」の直営店舗や主力スーパー「イオン」内の業務委託先を通じて販売。最も販売量が多かったのは石川県白山市の「イオン松任店」で約128キロを売っていたという。イオングループは国内最大のスーパーで、福島県浅川町の農家が出荷した肉牛42頭のうち約5頭分を仕入れていた。
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