日本の地震が世界の電子情報産業を揺るがしている。東北関東大震災は日本電子産業に直接打撃を与えただけでなく、中国の市場にも影響を与えている。中国の電子産業における半導体・チップ・ガラス基板・コア部品・コンポーネント部品などの、日本への依存度は高く、日本からの供給が滞ったことで、中国のPC市場の多くの製品が最高30%以上も値上がりしている。26日、中国新聞社が報じた。
東北関東大震災による中国の電子情報産業への影響はそれぞれ異なり、冷蔵庫などの家電輸出には大きな影響は見られないが、デジタル製品には価格暴騰が見られる。
アナリストは、日本の関連産業でいぜんとして生産再開のめどが立たないことが、中国市場に深刻な影響を与えると見ている。注意すべきは中国が日本の核心技術と材料の供給を失えば、世界市場は米国企業・韓国企業などの台頭に直面するのは免れないという点だ。
アナリストは、震災が中国電子産業に与える影響を3つ指摘し、「1つ目は原材料の供給が不足し、国内生産が制限されること。2つ目は上流製品の価格が高騰することで、下流製品を製造するメーカーのコストが増加すること。最後は日本の本社企業の減産により、関係加工企業の発注に影響があること」だ。
テキサス・インスツルメンツの関係者は「東日本の製造工場が大きな打撃を受け、通常生産を回復するのは9月以降になるだろう」と予測した。アナリストによると、中国企業が別の企業から部品供給を得られない場合、あるいは自主的に減産する場合、今後2四半期から3四半期は市場成長率の低下は避けられないという。
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